駄文

手が届かないから満開の桜は美しい

やがて散ってしまうから桜の花弁は美しい

桜が咲けば皆花を見ようと頭を上げる

地べたに散乱する散った花弁には見向きもせず

今まで惚れ惚れするように咲いていたことを忘れたかのように

何の躊躇もなく踏み潰していく

見向きもされなくなった花弁は薄汚れただのゴミでしかなく

雨の音とともに排水溝へと消えていく

地に落ちるほんの刹那だけでも美しいと思われるなら

それも悪くない


彼女は言った

散った後の桜の絨毯がとても好きだと

桜は夏を招待するためにカーペット敷きお礼に若葉を繁らせてくれるのだと

例え見向きもしなくなったとしても御天道様は見ている

そして私も見ていると

彼女のために彼女だけの桜になりたいと

私は思った



中二病でもなんでもいいから何かしら書かねばと、とりあえず「春→桜→このせつ」という安易な考えで何か作ろうとしたけど最早誰でもよくなっている。
「私」と「彼女」がどのキャラなのかは各自のご想像にお任せします。

こんな感じでSSとは程遠い駄文でもちょくちょく書いていきたいと思ってます。


本日の迷言

「男は黙ってシャルドネ」

じゃねー