日記です
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東京某所にある専門学校の研究棟。そこで僕は実習をしていた。
機器分析という訳の分からない実習だがそれも滞りなく終わり僕は暇をもてあましていた。
Y「地下室のアロマ嗅ぎにいこうぜ」
友人のYがそう言った。この学校は化粧品系のコースもあるので色々なフレグランスが揃っているのだ。
断る理由もなく暇つぶしになるだろうと思い二つ返事で付き合うことにした。
蒸し暑い上の階と違い地下室はひんやりと涼しかった。
無視「ありゃ、鍵かかってら」
Y「マジで?前ついてなかったのに」
ガラス張りの部屋の向こうには棚一杯にアロマが置いてあったが生憎施錠されており中には入れなかった。
仕方なく帰ろうとしたとき友人が脇に置いてあった冷蔵庫を物色していた。
Y「あったあった。お、これいい匂いwww」
そんな感じで僕らは色々と嗅いでいた。一通り嗅ぎ終わると僕は冷凍室を開けた。
そこには黒いビニール袋が大量に入っていた。中身が一杯入ってるものから僅かしか入ってないものなど沢山あった。
Y「なんだろうこれ?」
無視「冷凍マウスじゃね?www」
Y「ないないないwwwwww絶対食品系だって、ほら味噌とかそんなのwwwww」
そんなふうに笑いながらも徐々に不安と好奇心が入り混じった妙な感覚に包まれた。
笑い声も消え静寂が僕らを襲った。
Y「・・・・・・・・おまえ触ってみろよ」
無視「嫌だよ。お前が触って確かめろ。味噌なんだろ?」
Y「いや、味噌じゃなかったら嫌じゃん・・・・・・」
しばらくの議論の末結局僕が触る事になった。
正直冷凍マウスだとはなんとなく分かっていたし別にどうってことないだろと思ってたのだ。
それにYはホラーや恐怖系が苦手なので結局確かめるのは僕しかいないのだ。
僕は中身が一番少ない袋の物を選んで取り出した。
触ってみると小さな塊があった。楕円形のような感じで凹凸がある。間違いなくマウスだった。
先ほどまでは大丈夫と思っていたがいざこうして触れて(直接ではない)みると妙にリアリティがあって何だか気持ち悪かった。
Y「どう!?」
無視「やっぱこれマウスだわ。ほい」
Y「ちょwwこっち渡すな!!」
無視「大丈夫だってwwwほら持ってみwwww」
そうしてYの手の平に乗せようとしたら何をビビったのか手を引いてしまった。
地面マウスが落下しコツーンという音と同時にYは悲鳴を上げ逃げ出した。
僕はマウスを拾い上げ冷凍室に戻すとYのあとを追った。
無視「おまえなんで持たないんだよwww落ちて割れてたらどうすんだよwwwww」
Y「無理無理無理無理!!マジえげつねえって!!」
無視「持つくらいでそんなビビんなってww」
Y「絶っっ対無理!!」
ふと実験室を見るとTが暇そうにしていた。僕らは迷わずTを誘った。
T「マジで?ちょっと行ってみたいぞそれ」
今度は3人で地下室に潜った。端からみれば怪しい集団だがそんなことは気にならなかった。
なんだか小さい頃を思い出す。あのころはなんでも冒険してたなぁ・・・・
地下室につくなり僕は冷凍庫をあけ指をさしながら持ってみてと言った。
Tはなんの躊躇もなくそれを手の平に乗っけた。しかも沢山入ってる袋のをだ。
T「あーこれマウスだな・・・・って痛っ!!なんか引っかかった!?」
袋を撫でているとちくっとしたのか撫でるのを中断した。
T「痛てー・・・多分爪だ、爪に引っかかったわ」
これでマウスということが確定された。そこに地下室の騒ぎに気付いたNがやってきた。
N「なになに!?何してんの!?」
Nはwktk顔で近寄ってきた。Tは何も説明せずに袋を渡した。
N「え?何これ?なんかちくっとしたよ?wwwwwwwwwww」
無視「それマウス」
Nの顔が真っ青になった。どうしていいかわからなくなっていたNに僕は冷凍室に戻すよう指示した。
しばらくマウスの使用してるコースや廃棄の仕方など雑談していたがYが呟いた一言に場が凍りついた。
Y「N、袋の中見てみろよ」
お調子者のNは一瞬嫌そうなリアクションを取るものの楽しそうに袋を開け始めた。
Tも興味津々なのかNのすぐ横に立ち中身を見ようとしていた。
ビビリな僕とYは遠くでそれを見ていた。
そして袋の結びが解けた。
N「じゃあ開けまーすwwwww」
袋が開けられた。
N「ん?あれ?何にも・・・・・うごえええええええええおえええええええ!!!!」
T「なに、なんかあっ・・・・・うわああああああああああああああ!!」
僕とYは走っていた。後ろからNのうめき声が聞こえるが無視した。それほど彼らのリアクションが凄かったのだ。
後で話を聞いたところ解剖済みの小さいマウスが入っていたようだ。
再生医療コースに行かなくてよかった。醸造発酵でよかった。微生物愛してるわ~
というのが今日起きました。
ひさびさにSSっぽいかんじのものっぽいものを書いたなぁ。
日常生活でもいいからこういう風に書かないとどんどん劣化してくんだろうな。
図書館島行きます。楽しみです。
それと5月病です。
本日の迷言
「高速ピストンクロマトグラフィー」
ばいちゅー
機器分析という訳の分からない実習だがそれも滞りなく終わり僕は暇をもてあましていた。
Y「地下室のアロマ嗅ぎにいこうぜ」
友人のYがそう言った。この学校は化粧品系のコースもあるので色々なフレグランスが揃っているのだ。
断る理由もなく暇つぶしになるだろうと思い二つ返事で付き合うことにした。
蒸し暑い上の階と違い地下室はひんやりと涼しかった。
無視「ありゃ、鍵かかってら」
Y「マジで?前ついてなかったのに」
ガラス張りの部屋の向こうには棚一杯にアロマが置いてあったが生憎施錠されており中には入れなかった。
仕方なく帰ろうとしたとき友人が脇に置いてあった冷蔵庫を物色していた。
Y「あったあった。お、これいい匂いwww」
そんな感じで僕らは色々と嗅いでいた。一通り嗅ぎ終わると僕は冷凍室を開けた。
そこには黒いビニール袋が大量に入っていた。中身が一杯入ってるものから僅かしか入ってないものなど沢山あった。
Y「なんだろうこれ?」
無視「冷凍マウスじゃね?www」
Y「ないないないwwwwww絶対食品系だって、ほら味噌とかそんなのwwwww」
そんなふうに笑いながらも徐々に不安と好奇心が入り混じった妙な感覚に包まれた。
笑い声も消え静寂が僕らを襲った。
Y「・・・・・・・・おまえ触ってみろよ」
無視「嫌だよ。お前が触って確かめろ。味噌なんだろ?」
Y「いや、味噌じゃなかったら嫌じゃん・・・・・・」
しばらくの議論の末結局僕が触る事になった。
正直冷凍マウスだとはなんとなく分かっていたし別にどうってことないだろと思ってたのだ。
それにYはホラーや恐怖系が苦手なので結局確かめるのは僕しかいないのだ。
僕は中身が一番少ない袋の物を選んで取り出した。
触ってみると小さな塊があった。楕円形のような感じで凹凸がある。間違いなくマウスだった。
先ほどまでは大丈夫と思っていたがいざこうして触れて(直接ではない)みると妙にリアリティがあって何だか気持ち悪かった。
Y「どう!?」
無視「やっぱこれマウスだわ。ほい」
Y「ちょwwこっち渡すな!!」
無視「大丈夫だってwwwほら持ってみwwww」
そうしてYの手の平に乗せようとしたら何をビビったのか手を引いてしまった。
地面マウスが落下しコツーンという音と同時にYは悲鳴を上げ逃げ出した。
僕はマウスを拾い上げ冷凍室に戻すとYのあとを追った。
無視「おまえなんで持たないんだよwww落ちて割れてたらどうすんだよwwwww」
Y「無理無理無理無理!!マジえげつねえって!!」
無視「持つくらいでそんなビビんなってww」
Y「絶っっ対無理!!」
ふと実験室を見るとTが暇そうにしていた。僕らは迷わずTを誘った。
T「マジで?ちょっと行ってみたいぞそれ」
今度は3人で地下室に潜った。端からみれば怪しい集団だがそんなことは気にならなかった。
なんだか小さい頃を思い出す。あのころはなんでも冒険してたなぁ・・・・
地下室につくなり僕は冷凍庫をあけ指をさしながら持ってみてと言った。
Tはなんの躊躇もなくそれを手の平に乗っけた。しかも沢山入ってる袋のをだ。
T「あーこれマウスだな・・・・って痛っ!!なんか引っかかった!?」
袋を撫でているとちくっとしたのか撫でるのを中断した。
T「痛てー・・・多分爪だ、爪に引っかかったわ」
これでマウスということが確定された。そこに地下室の騒ぎに気付いたNがやってきた。
N「なになに!?何してんの!?」
Nはwktk顔で近寄ってきた。Tは何も説明せずに袋を渡した。
N「え?何これ?なんかちくっとしたよ?wwwwwwwwwww」
無視「それマウス」
Nの顔が真っ青になった。どうしていいかわからなくなっていたNに僕は冷凍室に戻すよう指示した。
しばらくマウスの使用してるコースや廃棄の仕方など雑談していたがYが呟いた一言に場が凍りついた。
Y「N、袋の中見てみろよ」
お調子者のNは一瞬嫌そうなリアクションを取るものの楽しそうに袋を開け始めた。
Tも興味津々なのかNのすぐ横に立ち中身を見ようとしていた。
ビビリな僕とYは遠くでそれを見ていた。
そして袋の結びが解けた。
N「じゃあ開けまーすwwwww」
袋が開けられた。
N「ん?あれ?何にも・・・・・うごえええええええええおえええええええ!!!!」
T「なに、なんかあっ・・・・・うわああああああああああああああ!!」
僕とYは走っていた。後ろからNのうめき声が聞こえるが無視した。それほど彼らのリアクションが凄かったのだ。
後で話を聞いたところ解剖済みの小さいマウスが入っていたようだ。
再生医療コースに行かなくてよかった。醸造発酵でよかった。微生物愛してるわ~
というのが今日起きました。
ひさびさにSSっぽいかんじのものっぽいものを書いたなぁ。
日常生活でもいいからこういう風に書かないとどんどん劣化してくんだろうな。
図書館島行きます。楽しみです。
それと5月病です。
本日の迷言
「高速ピストンクロマトグラフィー」
ばいちゅー
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